6月28日(水),第9回日本財団職親プロジェクト福岡連絡会議を開催いたしました。
当日は,大阪地区の職親企業であります千房ホールディングス株式会社の中井社長がご出席され,冒頭に御挨拶をいただきました。中井社長の御挨拶の中で特に印象に残った言葉があります。それは
「受刑者の就労支援が当たり前の時代に・・・」という言葉です。
職親プロジェクトに携わる私達にとっては身近な取り組みだと思っていましたが,このプロジェクトを最前線で取り組まれている千房様でさえそのように仰り,今後も“受刑者の就労支援“の輪をもっともっと広めていきたいと感じました。
大阪地区に続いて,福岡地区も13社の職親企業様の取り組みにより,出所・出院者の採用人数は着実に増えています。担当の方も面接に行かれた際には職親プロジェクトの特徴である“教育支援”についてお話して下さっていると聞きました。本年度中に入社が決まっているそうで,企業様とのご縁があり,就労に結びついたこと,新しい方をそんとく塾でお迎えできることを嬉しく思います。
また,今回の会議では,九州女子大学 人間科学部人間発達学科(人間基礎学専攻)学科長・准教授の友納艶花先生を講師にお迎えし,「発達障害への理解と配慮」をテーマに出席者の皆様との研修会を実施いたしました。友納先生より,発達障害の傾向がある方の特徴(職場での発言や行動など)が紹介されると,企業様の方から「そんなことあったね。」との声が聞こえてきました。
人は誰でも特性を持っていると言います。「1つの作業に時間がかかりすぎている。」「同じことを何度言っても覚えないのはどうしてだろう。」対象者を受け入れた後は職親プロジェクトであるないに関わらず,受け入れ側の理解と配慮が必要となってきます。
短い時間でしたが,実りのある研修会となりました。
次回の「第10回職親プロジェクト福岡連絡会議」は8月23日(水)開催予定です。
第9回日本財団職親プロジェクト福岡連絡会議を開催いたしました。
2017-07-08
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