４月２４日（月），日本財団職親プロジェクト福岡の対象者ハーバーアカデミー第７期生の修了式を挙行いたしました。ちょうど半年前の１０月２４日にＡ君は入塾しました。
初めの頃は，そんとく塾職員と上手く連携をとることができず，遅れて登塾をしたり，授業中はウトウトしたりと，学習に慣れることに時間がかかっていました。
「勉強することは仕事やお金を貯める事には関係のないことだ。」そう強く思っているのを感じました。
そんなＡ君の授業を受ける姿勢が変わったのは，情報（パソコン）の先生から「情報検定３級を受験してみない？」と提案されて受験することを決めた頃です。Ａ君は今までずっと働くことに夢中になっていて勉強を後回しにしていたのですが，職親プロジェクトに応募し，学習の場に身を置いたことで，新しいことに挑戦しても良いのだとゆとりを持ち始めました。
それからというもの，そんとく塾に来る時にはメモ帳を持ってくるようになり，遅刻をしないよう努力し始めました。できることを少しずつ増やし自信をつけたＡ君は情報処理検定３級を合格。短い学習期間でしたが，修了式の後には「半年間お世話になりました。」という言葉を聞くことができました。
そんとく塾で顔を合わせることができなくなり寂しいですが，一人の塾生を笑顔で見送る事が出来て清々しい気持ちでいっぱいです。
ハーバーアカデミー第７期生の修了式が挙行されました
2017-05-02
産廃リサイクルによる人と社会とエコをつなげます
ヒューマン・ハーバーその他事業
