宮崎県の人権啓発講演会の分科会で,「刑を終えて出所した人」というテーマでの講演の依頼が参りましたのは,夏まだ暑い日が続くお盆過ぎでした。依頼の話を受け,「人権についてとは,難しいテーマだ」と考え,依頼を受けることを少し躊躇したのを思い出します。しかしながら,「刑を終えて出所した人」というテーマであることから,私が携わった保護司としてのお話や今の弊社の事業を知っていただくチャンスだと思いお引き受けすることとしました。
9月30日 宮崎のJA・AZMホールへ向かい,お話をさせていただきました。100名近い参加者のみなさまにお話をさせて頂いたわけですが,私の思いが十分にお伝えできたか不安が残るところです。
弊社では多くの服役経験者が勤務しています。「過去は問わない」そう言って採用し,みな必死に働いてくれています。しかし,一人一人を見れば,それぞれが自分の過去を重く背負って生きています。それでも前へ一歩ずつ踏み出しいる社員を見ていると,私もまだまだ頑張らねばと思う日々です。本気でやり直そうとする服役経験者が,差別なく生きられるそんな社会づくりができることを願って,やっていく決意です。
人権啓発講演会で代表取締役 副島が講演いたしました
2015-11-20
産廃リサイクルによる人と社会とエコをつなげます
ヒューマン・ハーバーその他事業
←「下関保護司会35名の先生方が若草工場で視察」前の記事へ 次の記事へ「二宮 実 塾長が福岡地区私学生徒指導委員会研修で講演を行いました」→